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空の飛びかた


空の飛びかた [ ゼバスティアン・メッシェンモーザー ]楽天で購入

​ゼバスティアン・メッシェンモーザー​

1980年、フランクフルト・アム・マインに生まれる。2001年からマインツやディジョンの美術大学で学ぶ。在学中から絵本作家として活躍。デビュー作である本作は、全世界で注目を浴びた。そのほかに『リスとおさま』『リスとはじめての雪』(コンセル)がある。現在、フランクフルト在中。

訳者:関口裕昭

​ある日、散歩の途中、わたしは1羽のペンギンにひょっこり出くわした。
空から落っこちたんだよ、とやつは言った。
でも、ペンギンが ーやつはどうみてもペンギンだったー
飛べないことぐらい、わたしだって知っていた。
目次

​​微笑ましい作品

ペンギンと一緒にの飛びかたを考える

言葉にすればそれだけの絵本です。​

鉛筆と水彩で書かれた作品。スケッチのよう。

繊細かつシンプル…。鉛筆画で​落ち着いた雰囲気の絵本です。

​ペンギンとおじさんが、大真面目に空を飛ぶための試行錯誤をしている様子が、微笑ましいです。

​ひたむきに飛ぼうとするペンギンと、それをかなえてあげようと頑張るおじさん。

よ~く見ると、色んな遊び心に溢れていますよ。
(私は描かれていた専門書のセンスが好きです)

ペンギンを飛ばそう

わたしは飛べなくなったというペンギンに、飛びかたを講義したり、練習を繰り返した。失敗、失敗、失敗…。それでも出来ることは何でもやった。さて、結果は…。


想像力を、めーいっぱい働かせたくなる絵本でした。

秀逸な笑いのセンスとアートが融合しています。
大人が静かに楽しめるのでお勧めです。

希望を与えてくれる…。

おじさんは「きっと無理だ」と分かっていても、ペンギンに優しく付き合ってくれます。

おじさんのように懐が深い人間になりたいものですね。

もしかしたら、このペンギンは私たちのことかもしれませんよ。

信じ切ることはたくましいこと

​​​​「できないよ」​​

​​そう諦めるのは簡単。


でも、ずっと諦めないで挑戦し続ければ「不可能なこと」も「可能なこと」へと変わるかもしれない。
できるようになる可能性はゼロじゃない。​​

大事なことは信じること。

​常識に囚われてばかりいては、冒険なんて出来ない。

​未知の可能性へ挑戦。これぞロマンだ。



​きっと、ペンギンだって空を飛べる。

空の飛びかた [ ゼバスティアン・メッシェンモーザー ]楽天で購入
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この記事を書いた人

ある日、ふと立ち寄った小さな本屋さん。
そこに、ある絵本が置かれていました。
それはまるで「美術作品」

精密な鉛筆デッサンで描かれた作品でした…。

その絵本への感動が「絵本」にのめりこんだきっかけ
そんな絵本大好き男のブログです。

記事更新は少しずつ…。

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