絵本は子供のものではありません。大人が読むべき。
「絵本を読むことに〇〇というメリットがある」
そんなこと絵本を読んで一々考えませんよね。
絵本を読むとき
読むとこんなに良いことがある?
「あ~、そんなこと知らんがな。面倒くさっ」
そう思ってしまう。
そんな私の意見はヨイショっと横に置いときますね。
絵本を読むことのメリットは確かに存在します。
「どうして絵本を好きになったのでしょう」
どんなメリットがあるのでしょう。
そんなことを考えてみました…。
絵本の魅力がたくさんの人に伝わることを願って…。
絵本の世界にのめり込む…
きっかけは一冊の絵本でした。
子供のころ、私は絵本に興味がありませんでした。
「絵本なんて幼稚なものだ」と口にしてもいました。
しかし、今ではガラッと考えが変わっています。
なぜでしょう。
そのきっかけになったのは、たまたま。気まぐれ。
です!
ある日、ふと立ち寄った小さな本屋さん。
そこに、ある絵本が置かれていました。
本棚に隠れるようにポツンと置かれていたその絵本。
その表紙はそれまで私がイメージしていた「絵本は幼稚」というものからかけ離れたものでした。
それはまるで美術作品。
精密な鉛筆デッサンで描かれた作品でした…。
素晴らしかった…。
その絵本への感動が、「絵本の魅力」に気付いたきっかけ。
今でもその絵本は大事にしまってあります。
(『空の飛びかた』という絵本でした)
小説でも「この作家さんが好き」という基準で作者買いすることがありますね。
でも、それは絵本の世界でも同様です。
この作者の作品「もっと見たいっ!!」
わたしは絵本の魅力に気付いてから、乱読するようになりました。
小説や映画と同じです。
気になる作家さんとの出会いがあります。そういうのって嬉しい気持ちになるものです。
そうなると次は、その作家の作品を手あたり次第に読むだけです。
私の場合、「かがくいひろし」さんの本の魅力に取りつかれました。
絵がうまいという訳ではないのに不思議な魅力があります。
残念ながらお亡くなりになられた方ですが、
「どんな人だったのだろう」
「どういう思考で作った作品なんだろう」
色んな興味がわいてきます。
興味関心が巡り巡って、より一層作品に愛着を感じるようになりました。
きっかけは人によるでしょう。
絵本の世界に足を踏み入れれば…
「大人が読むからこそ」面白い絵本に出会えますよ。
小説よりも想像力を働かせる…
絵本は小説と比べ、
「言葉」の量が圧倒的に少ないです。
なかには「一切言葉がない」絵本もあります。(逆に言葉しかない絵本も…。)
更には読んだ後「わからない」という感想しか生まれない絵本も存在します。
こういう絵本は、「わからないこと」を楽しむ本です。
つまり
ほんとうに何でもありなんです。
絵本の余白が心に余裕を生み、
忙しい日々から離れることができますよ。
小説や映画など、ありとあらゆるものにいえることですが、
読み手の受け取り方、
解釈の仕方、
皆違います。
作品ごとに「価値」が変化する。それが面白い…。
絵本は「読者の想像」に委ねている割合が非常に大きいコンテンツです。
厳選された言葉だけが書かれるので、
読み手の発想力で絵本の魅力は変幻自在。
想像力を鍛えてくれます。
この絵本、イライラした時に読みたいな…。とか。
自分だけの意味合いを「作品」につける楽しみがあるのです。
身体は大人、心は子供……。
日頃仕事や勉強に追われていると、
子供時代を思い返すことは少ない。
忙しいから過去を見返してる暇がない…。
絵本の物語に触れることは、
例えば「子供時代のアルバムをみる」ような行為かもしれません。
「こういうこと自分もしてたな」
「この絵本昔読んでたな」
絵本を読むと、昔の経験がよみがえるのも魅力ですね。
「あっ」という間に読める…
絵本は、小説や映画と比べると「楽しむために必要な時間」が短い!ことも魅力でしょう。
だからといって、他のコンテンツよりも物語が浅いということでもありません。
子供でも読めるようにギュッと内容を凝縮しているのが絵本…。
絵本は、深く深く想像し、時間をかけて読むこともできるのです。
短い時間で読んだ作品が人生を変えることだってあります。
その先の行動や考え方を変えてしまうこともあるパワーワードが凝縮された本。
そんな作品が5分で読めてしまうのは凄いですよね。
まとめ「絵本は素晴らしい」
絵本を読むことのメリットはたくさんある。
だけど一々メリットを考えて絵本を読む人はいませんよね。
私の読む理由は単純です。「面白い」からです。
絵本に限った話ではありませんよね。
「楽しいから」です。
あなたも、絵本と触れ合うことで
「人生の楽しみ」が見つかるかもしれませんよ。